13:30~14:30
九州企業 VA GD AC PRD
株式会社スペシャルエフエックススタジオ/古賀 信明
写真撮影にある程度知識がある方、または皮膚のテクスチャー撮影で苦労された方を対象としますが、初心者や単に「興味がある」という方でも判りやすくお話しします。
CG上でリアルな質感になるの皮膚テクスチャーをちょっとした機材の自作で簡単に撮影出来る手法。
ソフトに依存するデジタル的な発想から、大きく柔軟に可能性が広がるアナログ的な発想法。
【講演内容】
CGでリアルな皮膚の質感を表現しようと思ったらSSSをまず思い浮かべるのではないでしょうか?しかし、ゲームの実機などでは重すぎて現実的ではありません。
そこでソフトをどう操作すれば良いか?ではなく、「皮膚がリアルに見えるのは何故か」という原点に立ち返り、本物の皮膚のテクスチャーを撮影する際に「拡散反射」「反射」を分離する事が出来れば、かなりリアルな質感が簡易に表現出来るのではないか?という考えに基づき、この技法の原理、機材の作成法、注意点などをお話しします。
古賀 信明(こが のぶあき)
株式会社スペシャルエフエックススタジオ
代表取締役
1958年福岡市生まれ。大学の卒業式を待たずに上京。1980~2011年までの32年間、東京でTVCM、映画の撮影助手を経てドキュメンタリーキャメラマン、特殊メイク/特殊造形アーティスト、個人でモーションコントロール撮影装置開発、その後、主にアナログ技術を生かしたデジタル技術で特撮/VFXに関わる。
特殊撮影のアナログ時代からデジタルへ移行する業界のターニングポイントである貴重な期間に立ち会えた数少ないプロの一人。ベネチア国際映画祭P.F.Fフィルムフェスティバルスタジオアウォード、シッチェス・カタロニア映画祭最優秀視覚効果賞、日本映画テレビ技術協会映像技術奨励賞受賞。
特許取得を前提とした幅広いジャンルの技術開発を行っている。
「重低音体感デバイス」を現在開発中。「アナログ基礎講座シリーズ(全3巻)」著者