公募 BP AC

ゲーム開発マネジメントの教育プログラムの開発・実践と今後の展望

福岡大学/藤野 真、篠原 巨司馬、和田 剛明、森田 泰暢

受講スキル

ゲーム開発やビジネスにおける人材育成に興味のある方
地域の大学における人材育成に興味のある方

受講者が得られるであろう知見

ゲーム開発を学問(カリキュラム体系)としてとらえることで、ゲームを包括的に捉える視点を得ることができます.またゲーム人材育成の手段として大学を活用する準備ができます

【講演内容】

福岡市はゲーム産業の集積地であり、多くの関連企業が存在します。そういった環境にある中で「産業化やマネタイズ」を推進するため、マネジメント・企画・マーケティングを担う人材を育成するプログラムが大学に立ち上がりました。日本の大学ではゲーム開発のマネジメントに関連したカリキュラムはありません。どのようにして福岡のゲーム産業に根ざした教育課程を立ち上げ、実践をしているのか。プログラムの紹介と2018年度にはじまり2019年度に進むプログラムの実施報告を行い、今後の研究及び教育の展望についてお伝えします。

藤野 真(ふじの まこと)

福岡大学

商学部経営学科 准教授

クリエイティブ・マネジメント・プログラム運営委員長。駒澤大学大学院商学研究科博士後期課程修了(博士(商学))。専門は経営管理論。研究は分業(仕事の分割と再統合)とそれを遂行する人材の人的資源管理について研究している。このプログラムは学生の教育を主眼としているが、同時にゲーム会社における戦略策定や開発管理、組織開発、UX、人的資源管理などの研究の遂行を目的にしている。ゲーム会社の方々とともに研究を進められればと思っている。また、我々がもつ知見を企業経営に生かしていただければと思っている。

篠原 巨司馬(しのはら こすま)

福岡大学

商学部経営学科 准教授

クリエイティブ・マネジメント・プログラム運営委員。京都大学経済学研究科博士後期課程学修認定後退学。専門は管理会計、戦略計画など。具体的には戦略形成プロセスの研究、ビジネスモデルと管理会計の設計の関係に関する研究を主に行っている。福岡大学商学部においてゲーム製作現場のマネジメント要素を研究・教育するクリエイティブ・マネジメント・プログラムの立ち上げ、設計、運営に携わる。

和田 剛明(わだ たけあき)

福岡大学

商学部経営学科 准教授

東京大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学(2009年に東京大学より博士(経済学)取得)。専門は経営戦略論、イノベーション論。開発、製造、販売という連鎖的な活動において、企業間の分業体制をどのように構築するかという戦略的決定が、イノベーションに与える影響について研究している。クリエイティブ・マネジメント・プログラム運営委員として、藤野、森田、篠原とともにゲーム産業のマネジメントに関する研究・教育を担当している。

森田 泰暢(もりた やすのぶ)

福岡大学

商学部経営学科 准教授

クリエイティブ・マネジメント・プログラム運営委員。名古屋市立大学大学院経済学研究科博士後期課程修了(博士(経済学))。民間企業勤務後、清泉女学院短期大学、九州産業大学を経て2017年度より現職.京都大学高等教育研究開発推進センター第5期MOSTフェロー。専門は組織論、サービスデザインに係る人材育成。産学連携プロジェクトにおける企業の学習について研究を行う傍、プロジェクト内でサービスおよびUXデザインのアプローチを用いてリサーチを行なっている。ゲームのUXに関連した検討も行ない、ゲーム会社のビジネスに貢献できればと考えている。

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