招待 AC
[インタラクティブ]

(運動生理学+視覚心理学とのコラボ!)高齢者の足踏み運動をサポートするシリアスゲーム「リハビリウムアシブミジョーズ」

九州大学 大学院芸術工学院/田中 利佳、村岡 咲希、松隈 浩之

受講スキル

シリアスゲームの制作・開発・研究を行っている方、あるいは今後行う予定のある方
ゲーム業界のエンタメ以外の分野にご興味のある方、特に医療介護ヘルスケアとのコラボレーションを模索されている方
大学等においてゲーム制作の研究、教育を行っている方

受講者が得られるであろう知見

ゲームのエンタメ以外の分野とのコラボレーション法
視覚心理学を用いた魅力的な絵作りのヒントとなる手法
運動生理学の研究に基づいたシリアスゲーム制作の試み

【講演内容】

九州大学シリアスゲームプロジェクトでは2009年からリハビリ・ヘルスケア支援用ゲームの開発を行っております。本制作物の『リハビリウム アシブミジョーズ』は3つの研究室が共同で、外出を困難とする高齢者が自宅で飽きないように足踏み運動ができるよう、グラフィックスや音楽等に関するゲーム要素、そして、運動生理学より足踏みの強度に関する知見、視覚心理学のベクション効果を取り入れて制作をしております。また単独プレイだけではなく、協力プレイとして3世代で楽しめる要素も追加。本セッションでは、それらの研究を基にしてどのようにシリアスゲームとして制作を行ってきたか、及び実際にプレイして頂いてどのような点を改善していったのかについてのアイデアをお話しできればと思います。

田中 利佳(たなか りか)

九州大学 大学院芸術工学院

松隈研究室
大学院生

2018年3月に九州大学芸術工学部画像設計学科卒業。同年4月に九州大学大学院デザインストラテジー専攻に入学し、シリアスゲームやアニメーション等のコンテンツ制作を主に取り組んでいる松隈研究室に所属。研究室においては高齢者の足踏み運動をサポートするシリアスゲーム「アシブミジョーズ」をチームで制作しています。高齢者にとって効果的だとされている足踏み運動を高齢者が理解できる範囲内において、ゲームを用いることでできるだけ続けてもらえるように制作を心がけて奮闘しています。趣味は動物園に通うこと。どうぞよろしくお願い致します。

村岡 咲希(むらおか さき)

九州大学

松隈研究室
大学院生

2018年3月九州大学芸術工学部画像設計学科卒業。2018年4月より九州大学大学院芸術工学符デザインストラテジー専攻修士課程。ゲームやアニメーションなどのデジタルコンテンツを制作・研究している松隈研究室に所属。ARとキャラクターに関する研究に従事。

松隈 浩之(まつぐま ひろゆき)

九州大学

大学院 芸術工学研究院
准教授

経歴:九州芸術工科大学画像設計学科卒業(1994年3月)、同大学院情報伝達専攻修了(1996年3月)修士(芸術工学)。凸版印刷株式会社
グラフィックアートラボラトリーGALA勤務(1997年4月)。九州芸術工科大学講師(2003年9月)、九州大学大学院芸術工学研究院准教授(現在に至る)。日本デジタルゲーム学会、日本デザイン学会、情報処理学会、アジアデジタルアートアンドデザイン学会会員。日本デジタルゲーム学会理事。アジアデジタルアート大賞展実行委員会事務局長。
専門:コンテンツデザイン、シリアスゲーム。病院や福祉施設と連携し、主に高齢者のためのリハビリ・ヘルスケアを目的としたシリアスゲームの研究開発に従事。

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