公募 GD BP

トランスメディアストーリーテリングから学ぶ「ゲームで物語る」手法

有限会社エレメンツ/石川 淳一、ユニティ・テクノロジーズ・ジャパン合同会社/𥱋瀨 洋平

受講スキル

・テキストに依存しない物語体験を生み出したいと思っているプランナー、シナリオライター
・ゲームと連動した物語体験のあるプロモーションを行いたいと考えているプロデューサー

受講者が得られるであろう知見

・デジタルゲームの物語体験に有効な情報の与え方
・トランスメディアストーリーテリングの具体的な事例とデジタルゲームへの活かし方

【講演内容】

デジタルゲームならではの物語手法として、一時期ナラティブ論などが話題となった。しかし、日本の現状はまだまだ小説や映画をベースにした物語手法に依存している場合が多いように感じられる。
一方で、ARG(代替現実ゲーム)を始めとしたトランスメディアストーリーテリングを活用したゲームでは、現実世界とそこに存在するさまざまなメディアを活用することで、複合的な物語体験を与えることに成功している。
そこで、本セッションでは改めてインタラクティブメディアの「物語る」構造を考察すると共に、トランスメディアストーリーテリングの事例を紹介する事で、デジタルゲームの物語体験を豊かにするためのヒントを提示したい。

石川 淳一(いしかわ じゅんいち)

有限会社エレメンツ

ゲームデザイナー

1986年からシステムソフトのプロジェクトに関わり、『大戦略』『天下統一』シリーズなどを中心に、30タイトル以上のゲームデザイン、ディレクター、プロデューサーを歴任。
1999年独立しエレメンツ創立。引き続きゲームデザイン、レベルデザイン、シナリオなどに携わる。主なプロジェクトは『凱歌の号砲』『ジャンヌ・ダルク』など。
また、近年はARG(代替現実ゲーム)などの体験型ゲーム制作にも注力している。

𥱋瀨 洋平(やなせ ようへい)

ユニティ・テクノロジーズ・ジャパン合同会社

ゲームデザイナー

1995年電気通信大学生に入学と同時にゲームデザイナ/シナリオライタとしてゲーム制作に携わる。主なプロジェクトは「ワンダと巨像」「魔人と失われた王国」など。
2012年よりスクウェア・エニックス、現在はユニティ・テクノロジーズジャパン エヴァンジェリスト、東京大学先端科学技術研究センター客員研究員。
2016年 Unlimited Corridorで経済産業省Innovative Technologiesに採択。2017年に文化庁メディア芸術祭エンターテインメント部門優秀賞受賞。

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