特別招待講演

実は業界人もよく分かっていないアニメーション演出の仕事

アニメーションスタジオTRIGGER/大塚 雅彦

【講演内容】

アニメを見たことがある人であれば、きっとエンディングで「演出」という役職を目にしたことがあるはずです。しかしアニメの「演出」がいったいどういう役割を担っているのか具体的にイメージできる人は少ないのではないでしょうか。残念なことに業界内でも演出の仕事をきちんと把握している人は限られているように思います。確かにアニメーターの仕事に比べると表に出にくく注目されることは少ないですが、しかし演出はアニメーションの内容を大きく左右する大事な役職なのです。
アニメーション演出の実際の仕事の内容。またどんな苦労があり、どんな楽しさがあるのかをお話しさせていただきます。

大塚 雅彦(おおつか まさひこ)

アニメーションスタジオTRIGGER

代表取締役・演出家

大阪芸術大学映像計画学科卒業後、実写の現場経験を経てスタジオジブリに入社。『平成狸合戦ぽんぽこ』、『耳をすませば』で監督助手を務めたのちガイナックスへ移籍、『新世紀エヴァンゲリオン』で演出、演出助手を担当。以降『彼氏彼女の事情』『フリクリ』など同社作品の演出を多数担当。『ぷちぷり*ユーシィ』で初監督、『天元突破グレンラガン』では副監督を務める。
2011年に今石洋之・舛本和也と共に株式会社トリガーを設立。代表取締役に就任。
会社経営の傍ら『リトルウィッチアカデミア』や『サイバーパンク:エッジランナーズ』では脚本として参加。社内に演出助手制度を導入するなど後進の育成にも力を注ぐ。

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