N204

14:50~15:50

招待 ENG VA

実践的なHDR出力対応 ~レンダリングパイプラインの構築~

シリコンスタジオ株式会社/川瀬 正樹

受講スキル

・HDR(リニアスペース)レンダリングに対する基礎的な理解
・HDRテレビについての基礎的な理解があることが望ましい
CEDEC 2016 のシリコンスタジオ資料に目を通されていることが望ましい

受講者が得られるであろう知見

・プラットフォームによって異なるHDR出力のためのレンダリングパイプラインの理解
・SDRとの互換性を保った実践的なHDR出力対応のためのノウハウ

【講演内容】

予算の限られた開発における実用的なHDR出力対応のためには、SDR出力時との互換性や、既存のワークフロー/ノウハウへの影響を小さく抑える事が重要となります。
しかし現実には、プラットフォームによって最終的な出力バッファのフォーマットが異なったり、あるいは選択肢があるなどし、それによっても互換性を保つための方法が異なったり、レンダリングパイプラインを変更する必要が生じます。

本セッションでは、
・どのようにSDRとの互換性を保つHDR出力のためのレンダリングパイプラインを構築するか
・さまざまな出力フォーマットの違いをどのように吸収すれば良いか
・実装する上で留意すべき細かくて面倒なノウハウ
などを取り上げます。
※ここで述べるレンダリングパイプラインとは、主にランタイムにおけるレンダリングの流れを指しています。

川瀬 正樹(かわせ まさき)

シリコンスタジオ株式会社

ミドルウェア開発部/リード・ソフトウェアエンジニア

プログラマブル・シェーダ黎明期におけるグラフィクスエンジン開発で、さまざまな基礎技術を考案。
現在はシリコンスタジオ株式会社にてYEBISをはじめとするミドルウェア研究開発に従事。得られた知見は、CEDEC/GDC/SIGGRAPHなどの技術講演で業界への共有を図っている。
CEDEC AWARD 2009 プログラミング・開発環境部門ノミネート。

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