N201

17:05~17:30

九州企業 AC GD

(心理学!+運動生理学!)×ゲーム学!!
:ヘルスケアゲームの効果的なデザインとは。

九州大学 大学院芸術工学研究院/松隈 浩之、妹尾 武治
九州大学 大学院芸術工学研究院/中島 弘貴

受講スキル

シリアスゲーム制作・開発・研究を行っている人、あるいは今後行う予定がある人。
ゲーム業界以外の分野、特に医療介護ヘルスケア分野とのコラボレーションを模索している人。
大学等においてゲーム制作関連の研究、教育を行っている人。

受講者が得られるであろう知見

ゲーム・エンターテイメント以外の分野とのコラボレーション法
高齢者向ヘルスケアゲーム制作の実践例
高齢者対象の運動サークルにおけるゲーム活用事例

【講演内容】

九州大学シリアスゲームプロジェクトでは、2009年からリハビリ・ヘルスケア支援用ゲームの開発を行っております。これまでに起立訓練支援ゲーム『リハビリウム 起立くん』が販売され、その他にロコトレ支援ゲーム『ロコモでバラミンゴ』、半側空間無視訓練支援ゲーム『たたけ!バンバン職人』を開発してきました。そして現在、心理学・運動生理学の専門家と共同で、足踏み運動を支援するゲームの研究開発に取り組んでいます。映像が心理に与える影響とは何か?ゲームと運動・健康の良い関係等について、専門家の先生と共に解説し、医療・ヘルスケアの分野における効果的なゲームデザインついて議論を深めていきます。

松隈 浩之(まつぐま ひろゆき)

九州大学 大学院芸術工学研究院

准教授

経歴:九州芸術工科大学画像設計学科卒業(1994年3月)、同大学院情報伝達専攻修了(1996年3月)修士(芸術工学)。
凸版印刷株式会社グラフィックアートラボラトリーGALA勤務(1997年4月)。九州芸術工科大学講師(2003年9月)、九州大学大学院芸術工学研究院准教授(現在に至る)。日本デジタルゲーム学会、日本デザイン学会、情報処理学会、アジアデジタルアートアンドデザイン学会会員。日本デジタルゲーム学会理事。アジアデジタルアート大賞展実行委員会事務局長。
専門:コンテンツデザイン、シリアスゲーム。病院や福祉施設と連携し、主に高齢者のためのリハビリ・ヘルスケアを目的としたシリアスゲームの研究開発に従事。

妹尾 武治(せのお たけはる)

九州大学 大学院芸術工学研究院

准教授

東京大学インテリジェント・モデリング・ラボラトリー特任研究員、オーストラリア、ウーロンゴン大学客員研究員などを経て、現職、九州大学大学院芸術工学研究院、准教授。東京大学大学院人文社会系研究科 (心理学研究室) 修了。心理学博士。専門は知覚心理学で、心理学全般についてこれまでに研究及び授業をしてきた。現在、自分が乗っている電車が止まっているのにもかかわらず、反対方向の電車が動き出すと自分も動いているように感じる現象 (ベクション) を主な研究テーマとしている。プロレスマニアであり、九州大学の格闘技研究会で顧問を務める。近著、『脳がシビれる心理学』(実業之日本社)『おどろきの心理学』(光文社新書)『なぜ脳はだまされるのか』(ちくま新書)『使ってはいけないエセ心理学、使ってもいい心理学』(PHP研究所)で、新しい境地を開拓した、注目の心理学者である。

中島 弘貴(なかしま ひろき)

九州大学 大学院芸術工学研究院

学術研究員

経歴:九州大学工業設計学科卒業(2012年3月)、同大学院芸術工学専攻修了(2014年9月)修士(芸術工学)。同大学院芸術工学府博士後期課程在学。日本人間工学会、日本生理人類学会、学会員。2016年度日本生理人類学会第73回大会 優秀発表賞、2015年度日本人間工学会第56回大会 優秀研究発表奨励賞など同研究分野の学会にて数々の賞を授賞。
人間工学、福祉人間工学など人間の身体機能や生活動作の特性などの日常生活に関わる研究領域を専門とする。高齢者の歩行や足踏み動作などの人間の運動・動作特性に関する基礎的な研究だけでなく、歩行訓練教室の企画や定期的な下肢の筋量測定会の開催など地域高齢者向けの健康促進に関する活動にも従事。

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